自転車の旅　青森駅～長野駅　日本ド真ん中サイクリング　1000キロ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昭和５３年　サイクル雑誌の旅日記を読んでは走りたい気持ちは強くなっていたのか、青森駅から長野駅までの走行距離1000キロ、ロードマップで峠超えルートを選びながらルートの計画を立てる。宿の心配はせず、日が暮れてきたら何処かの民宿に泊めてもらえればいいと思っていた。観光地巡りもせずひたすらペダルを回し峠を超えることしか頭になく寝台列車の乗車券のことも考えていなかった。  4.28連休の前日２０時過ぎに京都駅切符売場で20：51青森駅行寝台列車の切符を求めると満席で乗車できないと冷たい目で追い返される。予定では翌日11：45に青森駅に着き、酸ケ湯～八甲田山～十和田湖を目指して走る計画が一瞬で霧散。何か手段は？分厚い時刻表が目に入り東京経由で青森行のルートを探す。その結果、新幹線で東京駅、山手線で上野駅、此処で盛岡行の夜行列車に乗車。再度乗り換えれば青森まで行けるルートを発見。青森駅着は当初予定より３０分遅れの12：15には到着できる。やったー、時計を見れば、新幹線発車まで５分もない。急いで自転車を担ぎホームへ駆けあがり何とか乗車できた。スタート地点の青森まで行けると一安心。上野駅に着いてみればホームも電車も帰省客で満杯状態。東北弁が行きかう自由席で立ちん坊、何処の駅で座れたかは記憶にないが暫くは睡眠が取れた。盛岡駅からは小学校教師をしていたおばあちゃんと話しながら東北の景色を見ていた。 　青森駅に予定通り？の12：15に到着。寝台列車乗車券の手配をしていれば楽だったのにー・・・。 　ともあれ、リュックもなくフロントバック１個だけの軽装備で青森駅のスタート地点に立つ事が出来ました